原作パーマン・レポート


〜文庫本読破記念〜

 ■ 文庫本・全話プチ感想

 ■ 「帰ってきたパーマン」について

旧作パーマン最終回が描かれた2カ月後、昭和43年に描かれたパーマンの後日談です。 バード星に留学したミツ夫が、2時間だけ地球に帰ってくるという話。 旧作ですので、パーマンとパー子のエピソードが描かれてないのが惜しい、実に惜しい(^-^;。 しかし、バード星での様子がささやかながら分かる貴重な作品です。何気にオバQもチョイ出演。

この話は、文庫本やてんとう虫コミックスには収録されてないのですが、 数年前、有明(コミケ)でたまたま手に入れた同人誌に収録されていたので、読むことができました。 そのときは何も知らずに、ただ藤子漫画の同人誌だってことで買ったんですが、 実は藤子不二雄ファンサークルとして有名な「NeoUtopia」の同人誌だったのですね〜。


 ■ 文庫本を読んで、新しく気づいたこと・知ったことなど

 ■ 新作・旧作パーマン

原作パーマンには、昭和40年代に描かれた「旧作」と、昭和50年代に描かれた「新作」とに 大別されます。コロコロ文庫でいうと、3巻の最後の方からが新作になります。 3巻の途中にそういう注釈があったので、今回初めて知りました。絵柄や設定、話の内容が ずいぶん変わるのですが、以下にそれぞれの特徴を書いておきます。

旧パーマンの特徴

まず、絵が違います。キャラクターは頭でっかちで3等身。キャラクターの目と目の感覚が 狭い。コピーロボットは等身大でやたらデカい。 コピーの鼻は、黒く塗りつぶされていて犬みたい(笑)
内容的には、ギャングや百面相、全悪連と戦う話が多く、事件を解決するのが メインストーリーとなってます。けっこうシリアス路線が多いかも。子供には難解な話も 多かったですね。あと、パーマン5号が出てるとか。
設定としては、パーマン2号が動物園で飼われていて、言葉がなかなか通じなかったり、 星野スミレの顔が全然違ってたり、バードマンの服装が、 「B」マークでなく、「P」マークだったり。顎もまだ未発達(笑)。 ミツ夫の部屋のデザインも違いますね。テレビやベット、ベランダはなく、押入れ付きの 和風の部屋です。パーマンは窓から出入り。時速は91キロだい!(笑)

新パーマンの特徴

絵柄が現代風の藤子漫画の絵になりました。ドラえもんの絵に近いかな。 個人的にはこっちの方が見慣れてるので好きですが。キャラは3.5等身ぐらいか。 コピーの鼻の色は黒くないので、本物と区別がつかない。せめてトーンの61番辺りを 貼ってほしいところ(笑) (文庫本4巻の「星野スミレが家へくる!」98ページ1コマ目の、1号を見てクスっと笑った 星野スミレが、本物かコピーか知りたい!!)
そして、話の内容も変わった。日常的な話が多くなりましたね。キャラの個性が 強くなった感じです。事件を解決する以外でのパーマンに関するストーリーや、 ブービーやパー子のエピソードも。パーマンセットの謎や、パーマンの正体に迫る!的な 話も多いです。旧作ではそうでもなかったのに、新作ではミツ夫が星野スミレの大ファンと いうことになってます。でもいちばんの見所は、パーマンとパー子の微妙な関係であります!

「基本的な設定だけが同じの別物」という感じか。 昔、シンエイ版パーマンが放送されてた頃、てんとう虫コミックス「パーマン」2巻を 買ったんです。そしたら、な〜んかアニメのと雰囲気違ってて、「原作パーマンって大人向けで シリアスだなぁ」と感じたものです(注:てんコミ2巻は旧作パーマンが掲載されてます)
シンエイ版アニメで慣れてた私には、旧作が違和感あって (バードマンがスーパーマン表記だったり、パーマンが部屋から出動するとき、「パワッチ!」 ではなく、「パンパカパーン」といって窓から出て行くところとか)、 結局コミックは2巻しか買わなかったんですよね。 あのとき2巻ではなく、新作が載ってる5〜7巻辺りを買っていれば、 私のてんコミ版パーマンコミック所有状況も変わっていたことでしょう(T_T)


 ■ FFランドの思い出

ちとパーマンからは外れますが、まぁ同じ藤子関連なので。

あの頃、中央公論社からは毎週、FF(藤子不二雄)ランドが出版されてました。 最近また、藤子不二雄Aランドが復活してるようですが。 要するに、藤子先生の全集なわけで、てんとう虫コミックスに未収録 の作品もたくさん読める、実に美味しいコミックです。 当時、藤子不二雄ワイド内でもCMで流れてたとおり、 「表紙をめくればセル画がついてる、新作漫画のウルトラBも載ってるよ!」 まさにその通りなコミックだったのです。 形態は漫画のコミックなのに、毎週出てるし、セル画もついてる。サイズは普通の コミックより少し大きめ。最後の方のページには新作漫画が載っている(ウルトラBや チンプイなど)。読者の投稿ページ有りぃの、週刊・藤子アニメガイド有りぃの、なんだか 不思議なコミックだったのですよ。値段は390円と少し高め(当時のコミックは1冊360円程)。

が、当時はこのFFランドの存在意味が分からなくて、「なんでてんとう虫コミックスがあるのに、 他の出版社から藤子漫画が出てるんだろう?」と不思議に思ってました。表紙のデザインも な〜んか安っぽい感じだし、コミックのくせに投稿コーナーやテレビガイドが載ってる辺り、 軟弱っぽくて、私はあまり好きではなかったんですよね。セル画は嬉しかったけど(笑)。 そして、てんとう虫コミックスと収録話が被ってるのも、魅力に欠ける要因でした。 当時私は、てんとう虫コミックスのオバQは全巻持ってたんですね。で、あるときなんとなく FFランドのオバQを買ってみたんです。そしたら、半分ぐらい、てんとう虫コミックスで 読んだことある話が載ってたんです。今の私だったら「未収録作品が半分も読めたわん!」と 喜ぶところですが、当時は「知ってる話が多くて損した」と感じたのです。 どうせなら知らない話ばかり載ってるのを買いたいじゃぁないですか。

そういうわけで、あの頃の私はFFランドに対して否定的見解で、FFランドはオバQ2冊、 ハットリ君1冊、プロゴルァー猿1冊を買うにとどまったのですが、 今思えばパーマン買っときゃ良かった!ってね、つくづく思います(^_^;。 たま〜に古本屋やヤフオクで見かけるFFランド版パーマンの高いこと。 パーマンの未収録作品、読みたくても読めないっス(T_T)。で、当時FFランド買わずに 何買ってたかというと、今でも普通に買えるてんコミ版「ドラえもん」ばかり買っていた のでした(くぅう)。いや〜、マジ復刊してほしいです、FFランド版パーマン。あ、でも 投稿コーナーとかはいらないかも(爆)

ってことで、復刊にご協力を(笑)



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